予防接種委員会

予防接種委員会

ポリ才ワクチンの予防接種の実施の見合わせについて


1 ポリオワクチンの予防接種後、因果関係は不明であるが、無菌性髄膜炎の後に下肢麻痕となった症例1例(1歳男児)及び急性脳症の症例1例(3歳女児)が発生したとの報告が福岡県及(財)日本ポリオ研究所からあった。

2 わが国におけるポリオワクチンの接種者における下肢麻煉等の麻凍患者の発生率は、免疫異常のない被接種者において約440万人当たり1人とされているが、無菌性髄膜炎及急性脳症の発生は確認されていない。

3 しかしながら、同一のロットにおいて両症例が発症していることを考慮し、安全確保の観点から、因果関係の調査等を行うこととし、その間、ロット39の製品であるポリオワクチンの予防接種を見合わせるよう、本目、別添のとおり、(財)ポリオ研究所に対し供給先に情報提供するよう指示するとともに、各都道府県を通じて各市区町村に連絡した。


ポリオワクチンの予防接種の実施の見合わせについて

1.ポリオワクチンの予防接種後、因果関係は不明ですが、無菌性髄膜炎の後に下肢麻痺となった症例1例(1歳男児)及び急性脳症の症例1例(3歳女児)が発生したとの報告が、5月15日に福岡県及ぴ(財)日本ポリオ研究所からありました。

2.わが国におけるポリオワクチンの接種者における下肢麻癖等の麻庫患者の発生率は、約440万人当たり1人とされていますが、ポリ才ワクチンの接種が開始されて以降これまでに、無菌性髄膜炎や急性脳症の発生は、今回報告された2例以外には報告されていません。

3.したがって、今回の2例についても現時点ではポリオワクチンの予防接種との因果関係は不明ですが一同一のロット(製造番号)の製品(No.39)において両症例が発症していることも考慮し、健康な人に投与する予防接種については安全確保に特に万全を期する必要があることから、因果関係の調査等を行うこととしました。また、その間はポリ才ワクチンNo-39について一時的に接種を見合わせることとしたものです。

4.今春、ポリ才ワクチンNo・39の接種を受けられた方は既に100万人以上いますが、この2例の他には大きな問題となる副反応は報告されておらず、過剰な心配をする必要はないと考えられますが、通常の予防接種を受けた場合と同様に、注意事項を守って過ごしていただき、接種後2〜3週間経過しても異常が見られないのであれば、その後の副反応を心配する必要はありません。

5.今回接種が受けられなくなった方でも、秋に接種を受けていただけれぱ問題ありません。

6.なお、本件に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。

医薬安全局安全対策課TEL:(03)3503-1711内線2749
FAX:(03)3508-4364
e-mai1:UYATu@mhw.go.jp
保健医療局結核感染症課TEL:(03)3503-1711内線2383.2385
FAX:(03)3581・6251
e-mai1:UHKL12@mhw.go.jp

平成12年5月17目

市町村予防接種担当課長等会議での質問について


質問:ポリオ「ロソト39」の接種をした人に、その後他のワクチン(例えばBCG)を適切な期間あけて実施してよいか。またそれに関する情報はあるか?
回答:現行の他のワクチン(BCGを含む)については、検定を通過しており特に安全性に問題ないと考えている。「ロット39」との相互作用についての情報は現在ところない。また現在ところ福岡県の情報以外に、同様な事例は報告があがってきていない状況である。


平成12年5月17日

福岡県下におけるポリオワクチン接着後の健康被害(疑い)の事例発生について

松江市医師金字校保健部運営委員会

予防接種委員会


昨夕のテレビ報道および本朝の新聞紙上で上記の事例発生についてご承知のことと存じます。県・市・日本医師会からの通知事項は大体同一のものがそれぞれの流れに沿うて入手されるだけのようでありますので要約してお知らせ致します。

1)概要

事例1

年齢・性別 3才2ケ月女
市町村 福岡県添田町
接種日 H12年4月4日
発症日 4月18日
報告受理4月24日
報告医療機関飯塚病院
症状 予防接種後体調悪化
4月18日脱水おう吐あり
4月21日呼吸障害 右下肢マヒがあり
4月26目久留米大に入院
4月27日死亡



事例2

年齢・性別1才1ケ月男
市町村福岡県大川市
接種日 H12年4月11日
発症日 5月3日
報告受理 5月15目
報告医療機関 佐賀医科大
症状 5月3目発熱
5月8日近くの医院に入院 右下肢マヒがあり
5月15日佐賀医科大入院
予防接租による健康被害の疑い
ロット番号39(二例とも)



2)ポリオワクチン接種について

製造ロット39の使用は当分見合わせ、今後のポリオワクチン接租は各市町村の判断で秋以降に行なうことを検討するように。ロットNO.38のワクチンは一定量の在庫はあるとのことです。

3)松江市の状況

松江市においては、4月7日〜4月21日までの中の9日間に、1262名にポリオワクチンを経口接種した。しかし、現在のところ副反応と思われる報告はないのが現状である。経口接種ワクチンはNo.39であった。 ポリオワクチンで副反応の麻疸等の発現には接種後4〜35日を要するとの資料があり、ポリオ自然感染では1〜4週の潜伏期との資料があり、経口接種後凡そ4〜40日を勘案し、接種後40日を過ぎれば、日一日経過する毎に副反応出現の可能性がなくなると云ってよいのではないかと考える。 従って、松江市では最終接種日後現在27日を経過しており、あと2週間何事もなければ、概ね安全固に入って来たと考えられるのではないか。以上私見を述べました。

付記

(1)松江市の次回ポリオワクチン接種は10月であります。 (2)県及び日本医師会の資料をご覧になりたい先生は市医師会事務局へ申し出下さい。